オキナワチビマルヒゲナガハナノミ Macroeubria okinawana Lee, Yang et Sato, 1997

Macroeubria okinawana Lee, Yang et Sato, 1997(原記載)
Macroeubria okinawana: 吉富・佐藤(2003),Jach et al. (2006)
基準産地.Aha, Kunigami, Is. Okinawa.

形態的特徴.
 成虫の体長は2.6-3.6 mm(Lee et al., 1997).体は幅のある楕円形で体に厚みがある.全体に黒色だが,肢の色はやや薄くなる.上翅には条溝がある.チビマルヒゲナガハナノミ属の各種はお互いに非常によく似ており,確実な同定には雄交尾器の検討が必要である.
 蛹は未確認.
 幼虫は縦長で,尾突起は2本で後方へ鋭く伸びる.中胸,後胸,腹部背板第1-7節の側方板はかぎ爪状に後方へ曲がり,先端は尖る.腹部背板第8節の側方板は後方へ伸び,先端は丸い.背面に4本の隆起条がある.形態はマルヒゲナガハナノミによくにており,背面の毛の形態で区別されている(Lee et al., 1997).本種の幼虫はLee et al. (1997)のよって初めて報告された.
 卵は未確認.

生態.成虫は5月から6月に出現する.生態については未知の部分が大きいが,チビマルヒゲナガハナノミの生態に似ていると思われる.

分布.沖縄島.

幼虫


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